
毎日歯を磨いているのに、『どうして虫歯になるのか?』について
今日は、本業の歯科のお話です。
患者さんに「虫歯がありますよ」と伝えると「毎日歯を磨いてるのにーどうして」とよく言われます。御自身ではきちんと磨いているつもりでも歯の間や裏側など磨けて無い場合がよくあります。
そもそも虫歯菌が無ければ、虫歯にはならない。ではなんで虫歯になるの?
実は、虫歯は感染症なのです。
虫歯の方程式
=「虫歯菌がある」+「砂糖などの過剰な糖分摂取」+「時間経過」+「歯質の強度低下」
※上記の4条件が揃うと虫歯になる可能性が上昇します
まわりの人で、全然歯を磨いて無いのに一度も虫歯になった事がない人、いませんでしたか?
そう、磨き残しがあってもお口の中に虫歯菌がいなければ虫歯にならないのです。
誰しも産まれた頃は、お口の中に虫歯菌はいないのですが、御両親や外部との関わり(祖父母、保育園、幼稚園、外食など)から虫歯菌が感染してしまう可能性が挙げられます。
勿論、個人毎に認識には差分があり対応の質は異なるため、絶対に虫歯菌が感染するということではありません。虫歯菌に感染するリスクの確率は上がるということのみ事実です。
安心してください。虫歯は予防出来ますよ!
もし、もう虫歯菌に感染してしまっても、
「毎日の正しい歯ブラシ」や「虫歯の原因になる砂糖の摂取の制限」などが、虫歯予防に効果的です。
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虫歯予防の歯磨きのお供は、「フッ素」で決まり!
歯磨きは、フッ素入り歯磨き粉を使用するとさらに効果があります。
フッ素入り歯磨き粉を使用する場合の注意点
歯を磨き終わった後、歯磨き粉の味がなくなるくらい一生懸命、水で口をゆすいでしまうと、せっかくのフッ素が口内からなくなってしまい、全く効果無しです。
歯磨き粉のフッ素の効果を発揮するため、歯を磨き終わった後は、軽く口の中の水分を吐き出す。
どうしても我慢出来ない場合は、少しの水で口をすすぐくらいで大丈夫です。安心して下さい。
お茶から「フッ素」を取り入れる
最近では、いろいろな物にフッ素を入れてる商品があります。
個人的に、気になってるのは、フッ素がお茶に入ってるものです。
「緑茶でフッ素」という商品なのですが、大手歯科メーカーが伊藤園と共同開発したので味も期待できます。普通のお茶のペットボトルと値段も変わらないので、虫歯になりやすい方はこちらを取り入れてみるのも良いかもしれません。
あくまでご参考までに。
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