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妊娠中でも簡単に出来る『キシリトールガムの虫歯予防』について

妊娠歯科検診で虫歯になりやすい、あるいは、虫歯があると言われたら、安定期のうちになるべく虫歯治療を終わらせる事が大事だが、虫歯になるということは口の中に虫歯菌がいるということです。

ここでは、妊娠中の妊婦さんは歯医者に通いづらいこともあるかと思い、簡単に出来る虫歯の予防について考えてみます。


子供が虫歯になるリスクがある期間とは

子供が産まれて、子供がだいたい3歳くらいになるまでに母親から虫歯菌がうつってしまうと子供も虫歯になるリスクがあがってしまいます
では、どうすれば良いのでしょうか。

一番簡単な虫歯予防について

虫歯は治療を全て終わらせた後の予防が大事なのですが、一番簡単な方法は、キシリトールガムを噛むこと

キシリトールとは、代用甘味料です。
キシリトールは、虫歯菌(虫歯菌の中のS mutans【ミュータンス】。虫歯菌は他にもたくさん種類があります)を歯の表面に付くのを阻害するだけでなく、S mutants が作る酸を減少させます
酸が無いと歯は溶けないので虫歯になりません

また、キシリトールガムを噛むことで、唾液の流動性が増し再石灰化を促進します。

キシリトールの効果はスゴい

習慣的にキシリトールを摂取する事で歯垢の量だけでなく、S mutants の菌数も減少します。

S mutantsを抑制するのに必要なキシリトールの量は、1日5-6グラムを1日3回以上摂取する事が良いと言われています。
キシリトールは、ガム洗口液歯磨き粉で摂取出来ます。

ガムをオススメするのは、ガムを噛むことによって唾液が出るため、口の中の酸を洗い流し、歯の再石灰を促進させるからです。
何より、噛むだけで良いのです。

妊娠さんだけでなく、お子さんにもオススメです。
虫歯予防のためにキシリトールガムを使用する最適のタイミングは、永久歯の生えてくる少なくとも1年前。つまり、だいたい4~5歳くらいです。

過剰なキシリトール摂取にはご用心

ただし、キシリトールは小腸への吸収がとても遅いため、過剰に摂取すると下痢になる場合があります。
1日の摂取(1日、3〜4粒)をきちんと守って、上手に使ってあげると手軽な虫歯予防の一つになると思います。

もちろん、1日2~3回の歯磨きもきちんと行ってください。


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