虫歯を治療したのに、『どうして冷たいものが歯にしみるのか？』について

虫歯を治療してもらったのに、「冷たいものがしみる。。」これってまだ虫歯が残ってるのでは？と心配になった方多いと思います。
ここでは、治療後なのに歯がしみることについて考えてみます。

虫歯治療後、歯がしみることがある場合の理由について

虫歯が大きかった場合、虫歯を全部取り切っても神経がある歯は治療後に冷たいものや温かいものがしみる事があります。

歯を大きく削ってる為、神経をカバーしている歯の壁が薄くなってしまうのが「歯がしみる」要因です。特に、銀歯を入れた場合は、金属は熱を通しやすいということも要因にあげられます。

普段何もしない時は痛みが無い場合は、時間と共に落ち着いてくることが多いため、様子をみてください。

歯を大きく削った治療を行うと、神経までの距離が短くなる＝ 熱い物や冷たい物がしみる要因

金属は熱を通しやすい＝ 熱い物や冷たい物がしみる要因

歯の神経を取ってしまうと、温度を感じなくなるので、治療後の冷たいものや温かいものでしみる事は無くなります。
ただし、神経を取ってしまうと、どうしても歯自体の寿命は短くなってしまうため、なるべく神経は残したいと歯医者としては考えてしまうのです。

そのため、深い虫歯の場合、本当に神経を取る取らないで悩みます。
その場で神経を取るべきか、神経を残して様子をみてもらうべきか。虫歯を全部取り切った後に、薬をひいたりいろいろ工夫します。

なので、治療後に痛みがある場合は担当の歯医者に相談して、それでも気になる事があればセカンドオピニオンをしてみても良いと思います。

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【今いるページ】独身歯科女医のポロポロ日記歯科虫歯を治療したのに、『どうして冷たいものが歯にしみるのか？』について

歯科大を卒業して十数年。小さな歯医医院で勤務医として奮闘している、ちょっとマニアックな女医です。