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気になる『口臭の治療』について

口臭は、他人の臭いの中でも気になることではないでしょうか。
確かに、口臭はなかなか自分では気付きにくいです。けれど、口が臭いって思われてるのはとてもショックが大きいと思います。
本記事では、口の中が原因である口臭症と呼ばれてる疾患についてお話しします。


口臭の原因について

一般的に、口臭にはいろんな病気の症状の一つとして表れる事が多いですが、そのほとんどがお口の中に原因がある事が多いです。

口臭には、いろんな原因があります。治療を必要としない飲食が原因となるものや、タバコやアルコールなどの嗜好品による一過性の原因などがあげられます。

また、耳鼻咽喉科の疾患(副鼻腔炎いわゆる蓄膿症など)、呼吸器疾患(肺炎、肺ガン、肺結核)、代謝性疾患(糖尿病、肝硬変、肝がんなど)、消化器系疾患(胃ガンなど)様々な疾患が原因があります。

口臭症について

口臭症は、大きく分類すると真性口臭症と仮性口臭症があり、仮性口臭症とは実際には口臭が無いのに口臭があると思い込んでるものです。

真性口臭症:生理的口臭、病的口臭

真性口臭症には、生理的口臭と病的口臭(お口の中が原因のものと全身の病気が原因のもの)があります。

仮性口臭症:口臭恐怖症

口臭恐怖症とは、口臭症の治療、説明を行っても改善しないメンタル的なものです。

真性口臭症の生理的口臭について

生理的口臭とは、特に病的な原因ではなく誰でもある口臭です。

生理的口臭の例

寝起き、お腹が空いてる時、運動時、疲れている時、生理中など

唾液の分泌低下やホルモンバランスの変化によって口の中の自浄作用(自分でキレイにする作用)が低下して、口の中の菌が増えることによって口臭が強くなると考えられています。

つまり、唾液の分泌低下によって、口が乾いて口臭の原因になるので、解決法は「お水を飲んだり」「ガムを噛んだり」すると口の中の乾燥が無くなって口臭が軽減します。

真性口臭症の病的口臭について

病的口臭の8割以上が口の中が原因であり、よくある歯科的問題として歯周病、舌苔、虫歯や、入れ歯などがあげられます。

磨き残しがたくさんあると、歯石やプラークによって臭いが発生するため、この場合は歯医者に行って歯のクリーニングが必要です。

虫歯や被せ物が歯と合わなくなっている場合も、隙間に磨き残しがたまり、口臭の原因になります。
入れ歯も、口臭の原因になります。テレビCMで99%消臭除菌と謳われてる入れ歯洗浄剤を使われてる方が多いのですが、洗浄剤につけただけでは、入れ歯はキレイになりません。
きちんと毎食後キレイに入れ歯自身を洗ってあげないと入れ歯にもプラークや歯石が付いてしまうため、臭いの原因になります。

口臭の成分について

口臭の成分ですが、腐った卵の様な臭いは、生理的口臭の主な臭いの成分である硫化水素です。玉ねぎの腐った様な臭いは、歯周病があると強く出るメチルメルカプタンです。キャベツの腐った様な臭いや青のりの様な磯臭い臭いはジメチルサルファイドが原因で主に内科系の疾患で強く出ると言われています。

生理的口臭:腐った卵の様な臭い

病的口臭:歯周病 玉ねぎの腐った様な臭い

病的口臭:内科系疾患 キャベツの腐った様な臭いや青のりの様な磯臭い臭い

口臭を測定出来る機械がある歯医者も増えてきてるため、気になったら一度歯医者さんに相談すると良いと思います。


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